ゲノム編集トマト苗の福祉施設・小学校への配布問題について


  1. 何が問題?
  2. これまでの経緯
  3. これまでの各地域での取り組み
  4. 対応マニュアルなど参考資料
  5. 要望に対する市町村の対応集計
  6. ゲノム編集トマトを受け取らないで! ゲノム編集トマト苗配布問題に関する全国交流会
 2021年9月、サナテックシード株式会社とパイオニアエコサイエンス社はゲノム編集トマト苗を2022年から全国の福祉施設へ、2023年から全国の小学校配布する計画を発表しました。安全性が確認されていないゲノム編集トマト苗の配布に対して、各地域から反対する声が上がっています。

現在、全国でトマト苗を受け取らないと応えた自治体(部署含む)は148、受け取る自治体はゼロです。この数字には首長、教育長、福祉部署を別々に数えたケースがあり、自治体数ではありません。現在の集計状況

 1自治体でも受け取り拒否が出た都道府県は緑色で表示されます。都道府県をクリックすると各都道府県の取り組みの内容が表示されます(まだ空白がありますが近日追加予定)。

何が問題?


なぜ、福祉施設? なぜ、小学校?安全性が確認されていません。
ゲノム編集トマト「シシリアンルージュハイギャバ」は安全性が確認されていません。開発したサナテックシード株式会社はGABA成分が多くなるようにゲノム編集したと言っていますが、それがどのような健康や環境への影響を与えるか、安全性の検査は行われていません。
 それをなぜ、福祉施設や小学校に配るのでしょうか? 完全に安全が確認されていないものをまず、福祉施設や小学校に押しつけることには大きな問題があります。
強制になる安全性などに懸念があり、反対意見が強いものを福祉施設や小学校が受け取ってしまうと、そこを利用する人や生徒は拒否することが難しく、押しつけられることになります。
従来のトマトと交配する懸念トマトの花粉は自家受粉植物と言えども交雑の可能性は十分あり、他の花粉に比べて寿命が長いため、遠くまで飛びます。従来のトマトを栽培している農家や家庭菜園にも影響を与える可能性があります。



これまでの経緯


2020年12月11日国内初のゲノム編集食品・作物として、サナテックシード株式会社が厚生労働省・農林水産省に「届出」→パイオニアエコサイエンス株式会社から国内販売を公表
2020年12月
2021年4月〜
サナテックシード株式会社/パイオニアエコサイエンス株式会社が栽培モニターを公募開始。家庭菜園など行う栽培モニター約4000人に苗を無償配布
2021年9月9日米国農務省ロンドン主催でオンラインで開かれたオンラインセミナーで、サナテックシード株式会社/パイオニアエコサイエンス株式会社のCEO竹下達夫氏はゲノム編集トマト「シシリアンルージュハイギャバ」を2022年から日本全国の福祉施設、2023年から全国の小学校で無償配布する計画を示したプレゼンテーションファイルを使って講演
2021年10月22日ムーンショット型農林水産研究開発事業の『サイバーフィジカルシステムを利用した作物強靭化による食料リスクゼロの実現』シンポジウムで竹下達夫氏が9月9日と同様の発言
2021年10月29日小学校や障がい児介護福祉施設にゲノム編集トマトの苗を配らないで!オンライン署名開始
2021年11月8日日本消費者連盟:【要請・質問状】ゲノム編集トマトを介護福祉施設や小学校に無償で提供する計画の即時撤回を求めます
2021年11月15日日本消費者連盟:【回答】「ゲノム編集トマトを介護福祉施設や小学校に無償で提供する計画の即時撤回を求めます」へのパイオニアエコサイエンス社からの回答
2022年1月27日福祉施設や小学校へのゲノム編集トマト苗配布に反対する署名提出記者会見
2022年10月19日ゲノム編集トマトを受け取らないで! ゲノム編集トマト苗配布問題に関する全国交流会 開催予定

これまでの各地域での取り組み

地域で取り組みをされた方はぜひ、データ送信フォームからお知らせください。


北海道での取り組み

北海道食といのちの会が全179市町村に対し、ゲノム編集トマト苗受け取り拒否を求める要望書を送付し、134自治体が回答を得たうち、39自治体から「受け取らない」の回答。受け取るとした自治体ゼロ。プレスリリース
小樽・子どもの環境を考える親の会が小樽市に要望書を送り、小樽市はゲノム編集トマト苗を受け取らないという回答を得た。
北海道は合計40自治体が受け取り拒否。
マップに戻る



宮城県での取り組み

食べママみやぎ生協あいコープみやぎが共同で全35市町村に対し、ゲノム編集トマト苗受け取り拒否を求める要望書を送付し、8自治体から「ゲノム編集トマト苗を受け取らない」の回答。ゲノム編集トマト苗を受け取るとした自治体ゼロ。詳細
マップに戻る



福島県での取り組み


マップに戻る



埼玉県での取り組み


マップに戻る



千葉県での取り組み

市民ネットワーク千葉県が54市町村長と教育長に要望書を提出し、回答を求めた。市長部局の回答は32自治体で、指導する1、教育委員会の回答は30自治体で、指導する3。詳細
なのはな生活協同組合が千葉県全54市町村に要望書を提出、47市町村から回答があり、7自治体がゲノム編集トマト苗を受け取らないと返答、ゲノム編集トマト苗を受け取るとした自治体はゼロ。
マップに戻る



東京都での取り組み

なのはな生活協同組合が6区に要望書を提出。
マップに戻る



山梨県での取り組み

生活クラブ生活協同組合・山梨が「北杜市の小学校にてゲノム編集トマト苗を受け取らないことを求める請願書を山梨県北杜市議会に提出し、市議会が9月22日に圧倒的多数で採択。
マップに戻る



長野県での取り組み

生活クラブ生協伊那支部/長野有機農業研究会が宮田村議会(長野県上伊那郡)に請願書を提出(「食の安全を守るため、小学校にてゲノム編集トマト苗を受け取らないことを求める請願書」)福祉文教委員会で全会一致裁決、本会議「食の安全を守るため、ゲノム編集トマト苗を受け取らないことを求める決議」全会一致可決
マップに戻る



岐阜県での取り組み

給食ネットワーク岐阜 郡上の食といのちを守る会から郡上市に要望書を提出。受け取らないという回答受け取る。
アイチョイスグループ(あいち生協、一宮生協、生協アイチョイス岐阜)が岐阜県および県内34市町村に要望書を送り、10市町村が回答、7自治体がゲノム編集トマト苗を受け取らないと回答、ゲノム編集トマト苗を受け取る回答はゼロ
マップに戻る



静岡県での取り組み

静岡県富士宮市
富士宮市学校給食を考える会より、教育長に直接要望書を提出。ゲノム編集トマト苗を受け取らないと返答を得る。
NPO法人ふじのくに学校給食を考える会、ふじ子育て応援団ママかぐや、おやこそだちの会、ふじママサロン、HappyはぐHeartの5団体で、富士市教育長と懇談し要望書を提出。ゲノム編集トマト苗を受け取らないと回答を得る。
アイチョイスグループ(あいち生協、一宮生協、生協アイチョイス岐阜)が静岡県および県内2市に要望書を送り、回答はゼロ。
マップに戻る



愛知県での取り組み

アイチョイスグループ(あいち生協、一宮生協、生協アイチョイス岐阜)が愛知県および県内45市町村に要望書を送り、県と6自治体が回答、3自治体がゲノム編集トマト苗を受け取らないと回答、ゲノム編集トマト苗を受け取る回答はゼロ
マップに戻る



滋賀県での取り組み


マップに戻る



京都府での取り組み

コープ自然派京都が京都府27市町村に要望書(回答依頼付き)を提出、7自治体から回答あり、ゲノム編集トマト苗を受け取らない2市町、南丹市、久御山町。その他と回答したのは与謝野町、井手町、京都市、宇治市、京丹後市。
マップに戻る



大阪府での取り組み

コープ自然派おおさかが大阪府下全43市町村中の31市町村(残り12市町村も近日発送予定)に要望書を提出。はじめに提出した大阪南部の市町村には回答を催促する電話かけを行なった。自治体から回答が書面、電話で届いた。回答は「その他」が最も多く、「各福祉施設の判断に任せる」「配布依頼が来ていないため、現時点では判断できない」といった内容が主だった。
マップに戻る



奈良県での取り組み

コープ自然派奈良が奈良県下の全市町村(39自治体)に要望書を提出。回答自治体、13、ゲノム編集トマト苗を受け取らない8件、その他5件、ゲノム編集トマト苗を受け取る自治体ゼロ
マップに戻る



和歌山県での取り組み

コープ自然派おおさかが和歌山県下の全30市町村に要望書を提出。その後、回答のなかった自治体に電話し、回答を催促した。電話催促の結果、後日電話での回答も得られた。現時点での回答は23件。ゲノム編集トマト苗を受け取らない6件、ゲノム編集トマト苗を受け取る0件。
マップに戻る



兵庫県での取り組み

コープ自然派兵庫が県内40自治体の首長、教育長、福祉担当に要望書を送付、17首長、25教育長、23福祉担当から回答があり、そのうち首長1、教育長8,福祉担当5がゲノム編集トマト苗を受け取らないと回答した。ゲノム編集トマト苗を受け取るとした部署はゼロ。
マップに戻る



山口県での取り組み

個人が議員に相談し、議員の働きかけにより、市長と教育委員会から「申し出があったとしてもゲノム編集トマト苗を受け取らない方針」であるという回答を得た。他の町にも、働きかけ中。
マップに戻る



徳島県での取り組み

食と農を守る会徳島が全市町村長、教育委員会(総数48)にゲノム編集トマト苗を受け取らないよう要望書と質問アンケートを提出。回答したのは34自治体。受け取らない自治体は18、その他回答16の結果、受け取る回答はゼロ。
マップに戻る



香川県での取り組み

種⼦を守る会⾹川が全17市町村に要望書を提出、15自治体から回答あり、ゲノム編集トマト苗を受け取らないとした自治体は3自治体。ゲノム編集トマト苗を受け取るとした自治体はゼロ。詳細
マップに戻る



愛媛県での取り組み

コープ自然派えひめが20自治体に要望書を提出、12から回答があり、ゲノム編集トマト苗を受け取らないが4。ゲノム編集トマト苗を受け取るとした自治体はゼロ。
マップに戻る



高知県での取り組み

こうち食と農をまもる連絡会が全34市町村中、23市町村から回答を得、結果は「トマト苗を受け取らない」12、「その他」11、「トマト苗を受け取る」はゼロ。
マップに戻る

熊本県での取り組み

くまもとのタネと⾷を守る会が全45市町村に要望書を提出、トマト苗を受け取らないとした自治体が6、トマト苗を受け取るはゼロ。詳細(要望書と中間まとめ)
他に市議会などに陳情したり、署名提出したりする市民の動きもあり。
マップに戻る


対応マニュアルなど参考資料



北海道食といのちの会による「GEトマト自治体要望活動マニュアル試案」


参考資料

要望に対する市町村の対応集計

都道府県提出自治体数回答数受け取らない受け取る
北海道179139400
宮城県351480
埼玉県0
千葉県544770
東京都1320
山梨県1110
長野県1110
岐阜県361080
静岡県5220
愛知県46730
滋賀県0
京都府20720
大阪府312020
奈良県391380
和歌山県302360
兵庫県4025140
山口県1110
香川県171530
徳島県4834180
愛媛県201240
高知県3423120
熊本県451660
合計6954101480


注:受け取らないと回答したのは自治体数単位の場合と、首長、教育長、福祉部署という部署単位の合計のケースの場合もあり。


ページの先頭へ